いっそう

いっそう
I
いっそう【一双】
二つで一組になっているもの。 一対。

「~の屏風(ビヨウブ)」「鳥~を添へて/徒然 66」

~の玉臂(ギヨクヒ)千人の枕(マクラ)
〔「円機活法」による。 滑らかな両のひじは千人の客の枕となる意〕
毎夜, 相手の変わる遊女の身の上をいう。

「まことに~/浮世草子・一代女 5」

II
いっそう【一層】
※一※ (名)
層になっているもの, 一つ。
※二※ (副)
(1)程度がさらにはなはだしくなるさま。

「雨が~激しくなる」「~の努力が必要だ」

(2)思い切って。 いっそ。

「自分も~相撲に成らうと/真景累ヶ淵(円朝)」

III
いっそう【一左右】
一度の便り。 一報。

「其元~又々承度候/芭蕉書簡」

IV
いっそう【一掃】
残らずはらい去ること。 すっかり取り除くこと。

「悪の温床を~する」「走者~」

V
いっそう【逸走】
それて走ること。 走り逃げること。

「艦は…急転しつつ列外に~し/此一戦(広徳)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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